本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
ヴァポレット完全ガイド:ヴェネツィアの水上バス乗り方・料金・パス選び【2026年】
結論:2日以上滞在するなら「乗り放題パス」一択
ヴェネツィアの移動手段「ヴァポレット(水上バス)」は、1回乗るだけで€9.5(約1,570円)かかります。往復するだけで€19。観光で1日3〜4回乗れば€30〜40です。
一方、48時間パスは€35。2日間で4回以上乗るならパスのほうが安くなります。ヴェネツィアに2日以上滞在するなら、迷わず乗り放題パスを買ってください。
ヴァポレットとは?
ヴァポレットは、ヴェネツィアの公共交通機関である水上バスです。運営はACtv(Azienda del Consorzio Trasporti Veneziano)。車が走れないヴェネツィアでは、ヴァポレットが市バスの役割を果たしています。
大運河(カナル・グランデ)を走るヴァポレットからの景色は、それ自体が観光名所。リアルト橋やサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会を水上から眺められます。
料金体系(2026年3月現在)
| チケット種類 | 料金 | 1日あたり |
|---|---|---|
| 1回券 | €9.5(約1,570円) | − |
| 24時間パス | €25(約4,130円) | €25 |
| 48時間パス | €35(約5,790円) | €17.5 |
| 72時間パス | €45(約7,440円) | €15 |
どのパスを選ぶべきか
判断基準はシンプルです。
- 日帰り・1日のみ:乗車回数が3回以上なら24時間パス(€25)
- 2日滞在:48時間パス(€35)がほぼ確実にお得
- 3日以上滞在:72時間パス(€45)で1日あたり€15
1回券€9.5で計算すると、24時間パスは3回乗れば元が取れます。サン・マルコ広場、リアルト橋、ムラーノ島と回るだけで3回は超えるので、パスを買わない理由がありません。
メリット・デメリット
メリット
- 料金を気にせず移動できる:パスがあれば乗り降り自由。「歩くか乗るか」で迷わない
- 離島にも行ける:ムラーノ島(ガラス工芸)、ブラーノ島(カラフルな街並み)もパス対象
- 景色が最高:大運河クルーズは実質タダの観光になる
- 夜間も運行:深夜便(N線)もあり、ディナー後の移動も安心
デメリット
- 1回券が高すぎる:€9.5は観光客価格。パスを買わないと割高感が強い
- 混雑する:朝夕のラッシュ時、サン・マルコ広場周辺は満員になることも
- バリデーション忘れに注意:パスを持っていても、乗船前のタッチを忘れると€60以上の罰金
乗り方(ステップバイステップ)
ステップ1:チケットを購入する
購入方法は3つあります。
| 方法 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| ACtv公式アプリ | スマホ | 事前購入OK・行列なし・おすすめ |
| 自動販売機 | 主要停留所 | 現金・カード対応・英語表示あり |
| 窓口 | ローマ広場・サン・マルコなど | 行列あり・現金OK |
おすすめはACtv公式アプリです。日本にいる間にダウンロードして、クレジットカードでパスを購入しておけば、到着後すぐに乗れます。
ステップ2:乗船前にバリデーション
ここが最重要ポイントです。
停留所の桟橋にある黄色い読み取り機にチケット(またはスマホ画面)をタッチしてください。これが「バリデーション(有効化)」です。
パスの場合、最初のタッチから時間のカウントが始まります。48時間パスなら、最初にタッチした瞬間から48時間有効です。
毎回乗るたびにタッチが必要です。パスを持っていても、タッチせずに乗ると無札扱い。罰金は€60以上です。抜き打ち検札が頻繁にあります。
ステップ3:乗船・下船
- 停留所の電光掲示板で行き先と路線番号を確認
- 乗船口は前方と後方の2ヶ所
- 降りる停留所がアナウンス(イタリア語)されるので、電光掲示板も確認
- 降りるときはタッチ不要。そのまま下船
主要路線ガイド
1番線(各停)
サンタ・ルチア駅 → リアルト橋 → サン・マルコ広場 → リド島
大運河を各停で進む路線。景色を楽しむならこの1番線がベストです。所要時間は駅からサン・マルコまで約45分。
2番線(急行)
サンタ・ルチア駅 → リアルト橋 → サン・マルコ広場
1番線と同じルートの急行版。停車駅が少なく、所要時間は約30分。急いでいるときはこちら。
LN線(ムラーノ島直行)
フォンダメンテ・ノーヴェ → ムラーノ島
ムラーノ島(ガラス工芸の島)への直行便。所要時間は約10分。4.1/4.2線でも行けますが、LN線のほうが早くて分かりやすいです。
移動の組み合わせ例
ホテルが本島内にある場合、サンタ・ルチア駅(鉄道駅)からヴァポレット1本で宿の最寄り停留所まで行けます。スーツケースを持って石畳の路地を歩く必要がないのは大きなメリットです。
注意点
1. バリデーションは毎回必ず
何度でも言います。乗るたびに黄色い機械にタッチしてください。パスを持っていても、タッチしなければ無札です。罰金€60以上。検札員は私服のこともあります。
2. 混雑時間を避ける
朝8〜9時、夕方17〜18時は地元住民の通勤ラッシュと重なります。サン・マルコ広場周辺の停留所は観光客も多く、乗れないこともあります。
3. 大きな荷物に注意
スーツケースを持っての乗船は可能ですが、混雑時は他の乗客の迷惑になります。チェックイン・チェックアウト時以外は身軽に移動しましょう。
4. 水上タクシーとの違い
水上タクシーは個別チャーターで、料金は€70〜100以上。ヴァポレットの7〜10倍です。空港送迎など特別な場合を除き、ヴァポレットで十分です。
ヴァポレット路線マップ詳細ガイド
ヴェネツィアのヴァポレットは全25路線以上ありますが、観光に使う主要路線は5〜6本です。これを押さえれば、ヴェネツィア本島・離島すべてを自由に回れます。
主要路線一覧
| 路線番号 | 主なルート | 所要時間(主要区間) | 用途 |
|---|---|---|---|
| 1番線 | ローマ広場⇔サンタ・ルチア駅⇔リアルト橋⇔サン・マルコ⇔リド島 | 駅→サン・マルコ:約45分 | 大運河観光・本島全停留所に停まる各停 |
| 2番線 | サンタ・ルチア駅⇔リアルト橋⇔サン・マルコ | 駅→サン・マルコ:約30分 | 本島内の急行移動・停留所少ない |
| LN線 | フォンダメンテ・ノーヴェ⇔ムラーノ島 | 約10〜15分 | ムラーノ島(ガラス工芸)への直行 |
| 12番線 | フォンダメンテ・ノーヴェ⇔ムラーノ島⇔ブラーノ島⇔トルチェッロ島 | フォンダメンテ・ノーヴェ→ブラーノ:約45分 | 離島観光(カラフルなブラーノ島) |
| N線(深夜便) | サン・マルコ⇔リアルト橋⇔サンタ・ルチア駅(夜間運行) | 深夜0時〜朝5時頃 | 深夜の移動・ディナー後に利用 |
主要観光スポットへのアクセス詳細
サン・マルコ広場へのアクセス
- サンタ・ルチア駅から:1番線 or 2番線で「San Marco Vallaresso」または「San Zaccaria」下車
- 所要時間:1番線で約45分、2番線で約30分
- 最寄り停留所から広場まで徒歩3〜5分
リアルト橋へのアクセス
- サンタ・ルチア駅から:1番線 or 2番線で「Rialto」下車
- 所要時間:約20〜25分
- 停留所からすぐ橋が見える
ムラーノ島(ガラス工芸)へのアクセス
- フォンダメンテ・ノーヴェ停留所から:LN線で「Murano Colonna」下車
- 所要時間:約10〜15分
- 本島からフォンダメンテ・ノーヴェまでは1番線で東側に移動
ブラーノ島(カラフルな漁村)へのアクセス
- フォンダメンテ・ノーヴェから:12番線で「Burano」下車
- 所要時間:約40〜45分
- パスが対象外の場合があるため購入時に確認を
チケット・パスの購入場所と方法
購入方法の比較
| 購入方法 | 場所 | 支払い | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ACtv公式アプリ | スマホ | クレカ | 行列なし・事前購入OK・おすすめ | スマホ必須・通信必要 |
| 自動券売機 | 主要停留所(ローマ広場・サン・マルコ等) | 現金・クレカ | 現地でもすぐ購入可能 | 観光シーズンは行列 |
| 有人窓口 | ローマ広場・サン・マルコ・サンタ・ルチア駅近く | 現金・クレカ | スタッフに相談できる | 行列が長い・営業時間に注意 |
最もおすすめはACtv公式アプリ。日本出発前にダウンロードして48時間パスを購入しておけば、ヴェネツィア到着直後から行列なしに乗れます。
ヴェネツィア観光のモデルコース
1日コース(ヴァポレット活用)
- 9:00:サンタ・ルチア駅着→1番線でリアルト橋へ(大運河を楽しみながら)
- 10:00:リアルト橋周辺散策→市場(カンナレージョ地区)
- 12:00:昼食(リアルト橋近くのトラットリア)
- 14:00:1番線でサン・マルコ広場→ドゥカーレ宮殿・サン・マルコ寺院見学
- 17:00:LN線でムラーノ島→ガラス工芸見学
- 19:00:フォンダメンテ・ノーヴェから2番線でサンタ・ルチア駅に戻る
よくある質問(FAQ)
Q1. ヴァポレットのパスは出発前に日本で買えますか?
ACtv公式アプリ(iOSまたはAndroid)で出発前に購入可能です。ただし初回使用時(初めてバリデーションした瞬間)から時間カウントが始まるため、ヴェネツィア到着日に使い始めることをおすすめします。
Q2. バリデーション(タッチ)を忘れた場合はどうなりますか?
無札扱いとなり、罰金€60以上が科されます。「パスを持っているから大丈夫」と思わず、乗船前に必ず黄色い機械にタッチしてください。抜き打ち検札が頻繁に行われており、見逃してもらえません。
Q3. スーツケースを持ってヴァポレットに乗れますか?
乗れますが、スーツケース1個につき€6の追加料金が必要です(2026年現在)。混雑時は乗車を断られる場合もあります。ホテルチェックイン・チェックアウト時以外は身軽に移動しましょう。
Q4. ヴァポレットは時刻表どおりに運行されますか?
観光シーズン(4〜10月)や悪天候時は遅延することがあります。特にアクア・アルタ(高潮)の際は一部路線が変更・欠航することも。ACtvの公式アプリでリアルタイムの運行状況を確認できます。
Q5. リド島(ヴェネツィアのビーチ)へのアクセス方法は?
1番線でサン・マルコ方面から「Santa Maria Elisabetta(リド島)」まで乗り換えなしで行けます。所要時間は約50〜60分。夏季はビーチが開放され、映画祭の会場にもなります。48・72時間パスで追加料金なしで行けます。
ヴェネツィアの現地ツアーを予約する
ヴァポレットと組み合わせて島めぐりツアーもおすすめです。
まとめ
- ヴァポレットは1回€9.5。2日以上の滞在なら乗り放題パスを買う(48時間€35)
- チケットはACtv公式アプリで事前購入がおすすめ
- 乗船前のバリデーション(タッチ)は毎回必須。忘れると罰金€60以上
- 1番線・2番線がメインルート。ムラーノ島はLN線が便利
- 大運河からの景色は最高。移動そのものが観光になる
ヴァポレットを使いこなせれば、ヴェネツィア観光の自由度が一気に上がります。パスを買って、気になる停留所で降りて路地を歩く。それがヴェネツィアの正しい楽しみ方です。


コメント