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「前にパリの交通費を調べたときと料金が違う」「カルネ(回数券)がもう買えないと聞いた」——そんな戸惑いを抱えてこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、パリに4日以上滞在して1日3回以上メトロ・RERに乗るなら、いまもNavigo週間パス(Navigo Semaine)がお得です。ただし2025年1月にパリの運賃制度は大きく変わり、比較の前提そのものが以前とは別物になりました。
わたしは2026年4月にパリ8泊の取材を行い、全乗車回数を記録しました。この記事では、制度がどう変わったのかを最初に整理したうえで、実測34回の乗車ログをもとに現行料金で損益分岐点を計算し、あなたがNavigoを買うべきかまで判断できるようにまとめます。
結論:パリに4日以上滞在して1日3回以上メトロ・RERに乗るなら、Navigo週間パスがお得。2025年1月にカルネ(回数券)が廃止され、現在は単一乗車券(1回2.55EUR・まとめ買い割引なし)だけになりました。割引がなくなったぶん、以前より少ない乗車回数(実測ベースで15回)でNavigoの元が取れます。CDG空港からRER Bで市内へ入る人は、乗車回数に関係なくNavigoが有利になりやすいです。
- 2025年のカルネ廃止・単一乗車券への一本化で何が変わったか
- Navigo週間パスの現行料金(2026年1月改定後)
- 実測8泊34回の乗車ログと、現行運賃での損益分岐点
- CDG空港⇔パリ市内の移動でNavigoがさらにお得になる理由
- 月曜始まりルールで損をするケースと、あなたが買うべきかの判断フロー
まずは現行の料金を早見表で確認しておきましょう(2026年1月改定・すべてÎle-de-France Mobilités公式で確認)。
| 種類 | 有効期間 | 料金(2026年) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Navigo Semaine(週間パス) | 月曜〜日曜の1週間 | 32.40 EUR | 旅行者に最もおすすめ。Zone 1-5乗り放題 |
| Navigo Mois(月間パス) | 1日〜月末 | 90.80 EUR | 長期滞在者向け。月初スタートのみ |
| Navigo Découverte(カード) | — | 5 EUR(カード代) | 週間・月間パスを載せる無記名カード。顔写真が必要 |
| Navigo Easy(カード) | チャージ式 | 2 EUR(カード代)+都度チャージ | 単一乗車券・1日券・Liberté+を載せる。週間・月間パスは載せられない |
1 EUR=185円で換算すると、Navigo Semaine 32.40EURは約6,000円、カード代5EURを含めた初回総額37.40EURは約6,900円です(為替は2026年7月時点)。
【2025-2026年最新】カルネ廃止・単一乗車券への制度改革まとめ
Navigoが得かどうかを判断する前に、まず知っておくべき大前提があります。2025年1月1日、パリを含むÎle-de-France(イル・ド・フランス)地域の運賃制度が大きく変わりました。古い情報のまま渡航すると、券売機の前で「あるはずの回数券がない」と戸惑うことになります。
2025年1月1日に何が変わったのか
この改革で、長年パリ観光の定番だったカルネ(10回券)と、ゾーン1限定の単発t+チケットが廃止されました。あわせて、行き先ごとに運賃が変わる「ゾーン制」も観光利用の主要な区間では姿を消し、地域内どこまで乗っても同じ料金という均一運賃に一本化されています。
後継は「単一乗車券」だけ|Métro/Train/RER 2.55EUR・Bus/Tram 2.05EUR
カルネや単発チケットに代わって導入されたのが単一乗車券(Ticket)です。種類はシンプルで、次の2つだけになりました。
- Ticket Métro-Train-RER:1回2.55EUR(メトロ・RER・郊外電車。Île-de-France全域どこまでも均一)
- Ticket Bus-Tram:1回2.05EUR(バス・トラム。同じく均一運賃)
この単一乗車券は、2025年の導入当初は「Métro/Train/RER=2.50EUR」「Bus/Tram=2.00EUR」でスタートし、2026年1月の平均+2.3%の運賃改定を経て、現在の2.55EUR・2.05EURになりました。「2025年に導入 → 2026年に微増」という2段階の変遷を頭に入れておくと、他サイトの数字とのズレにも惑わされずに済みます。
【ここが最重要】まとめ買い割引が消えた|比較が2階層になった
今回の改革でいちばん大きいのは、まとめ買いによる割引が完全になくなったことです。
かつてのカルネは「10回で16.90EUR=1回あたり約1.69EUR」というバルク価格で、単発(2.15EUR)より1回あたりが割安でした。ところが新制度の単一乗車券は、何枚買っても1回2.55EUR固定。まとめ買いのメリットがそもそも存在しません。
この変化のインパクトは、料金以上に「比較の構造」に効いてきます。以前は「Navigo(定額)/カルネ(割引つき従量制)/単発(従量制)」という3階層で悩む必要がありましたが、いまは「Navigo(定額)」対「単一乗車券(割引なしの均一従量制)」という2階層のシンプルな比較で済むようになりました。損益分岐点の計算も、あとで見るように「割り算1回」で出せます。
CDG空港⇔市内は別建て運賃「Ticket Paris Région-Aéroports」14EUR
ただし例外がひとつあります。CDG空港(シャルル・ド・ゴール)とパリ市内を結ぶRER Bは、通常の単一乗車券2.55EURの対象外です。空港区間には専用の「Ticket Paris Région-Aéroports」(14EUR・約2,600円)が必要になります。これは旧ゾーン制時代の空港運賃(片道11.45EUR)を統合・改定したもので、「空港区間だけは特別料金」という構造そのものは制度改革後も残っています。
裏を返せば、この14EURの空港券を2回(往復)買うと28EUR。これがNavigoなら追加負担ゼロで含まれる、という点が後半の損得計算で効いてきます。
⚠️ 古い「カルネ前提」の情報にご注意
他サイトや2024年以前に書かれた記事の「カルネが観光には最安」という説明は、2025年以降は成立しません。カルネという商品自体がもう販売されていないためです。料金を調べるときは必ず「2025年以降・単一乗車券」の情報かを確認してください。パリ旅行の他の費用データについては、パリ旅行の費用を50万円以内に抑える完全ガイドでも為替・入場料を最新の一次情報で更新しています。
Navigo週間パスとは?種類・料金・対象エリアまとめ【2026年最新】
制度の全体像がつかめたところで、主役のNavigo週間パスを見ていきます。Navigoはパリの公共交通機関で使えるICカードで、日本のSuicaに近い存在ですが、一定期間乗り放題になる定額プランがあるのが最大の特徴です。
Navigoの種類(Semaine・Mois・Découverte・Easy)
旅行者が検討すべきはNavigo Semaine(週間パス)32.40EURです。月曜から日曜までの7日間、メトロ・バス・RER・トラムが乗り放題になります。長期滞在ならNavigo Mois(月間パス)90.80EURもありますが、月初スタート固定のため観光では使いにくく、基本はSemaineで考えれば十分です。
注意したいのがカードの種類です。週間パスを載せるには無記名の「Navigo Découverte」カード(5EUR・顔写真が必要)を作ります。一方、単一乗車券や1日券だけを使うなら「Navigo Easy」カード(2EUR)で足ります。週間パスはEasyには載せられないので、Semaineを買うなら5EURのDécouverteが必須と覚えておきましょう。
料金とZone(Zone 1-5全域・CDG空港もカバー)
Navigo SemaineはZone 1-5すべてをカバーします。パリ市内(Zone 1-2)はもちろん、CDG空港やヴェルサイユ宮殿へのRER移動もすべて追加料金なしで含まれます。ここが単一乗車券との決定的な違いで、単一乗車券ユーザーは空港区間だけ別途14EURの専用券が要りますが、Navigoなら追加負担ゼロです。
初回にかかるのはパス本体32.40EURとカード代5EURで、合計37.40EUR(約6,900円・1EUR=185円換算)。カード代は初回のみで、翌週分をリチャージする場合はパス代32.40EURだけで済みます。
乗れる交通機関
Navigoで乗れる交通機関は以下のとおりです。
- メトロ(地下鉄)全16路線
- RER(高速郊外鉄道)A〜E線のZone 1-5区間
- バス(パリ市内+郊外路線)
- トラム(路面電車)全11路線
- モンマルトルのフニキュレール(ケーブルカー)
- ノクティリアン(深夜バス)
CDG空港〜パリ市内のRER B線も対象です。前述のとおり、単一乗車券だけで移動する人はここで別途Ticket Paris Région-Aéroports 14EURが必要になりますが、Navigoユーザーはこの区間も乗り放題に含まれます。
Navigoの買い方|CDG空港での購入手順を解説
CDG空港RER B駅窓口での購入手順(4ステップ)
パリに到着したら、まずCDG空港のRER B駅窓口でNavigoを購入しましょう。手順は次のとおりです。
ステップ1:RER B駅の窓口へ向かう
CDG空港のターミナル2からは「Paris par train」の案内表示に従って進みます。ターミナル1・3からは無料シャトルでターミナル2へ移動してからRER B駅へ向かいます。
ステップ2:窓口で「Navigo Semaine, s’il vous plaît」と伝える
自動券売機ではNavigo Découverteカードの新規発行ができません。必ず有人窓口で購入してください。
ステップ3:顔写真を提示する
スマホに保存した証明写真を見せればOKです。窓口スタッフがカードに貼り付けてくれます。パスポートサイズ(縦4.5cm×横3.5cm)を事前にスマホに入れておきましょう。
ステップ4:支払い(カード・現金どちらもOK)
37.40EUR(カード代5EUR+週間パス32.40EUR)を支払います。クレジットカードに対応しています。
所要時間の目安:混雑していなければ5〜10分で完了します。朝のラッシュ時は20〜30分待つこともあります。
必要なもの
- 顔写真(スマホ画面でOK)
- 支払い用のクレジットカードまたは現金
- パスポート(提示を求められることは稀ですが念のため)
空港以外の購入場所
CDG空港以外でも、パリ市内の主要メトロ駅(Châtelet、Gare du Nord、Saint-Lazareなど)の窓口で購入できます。ただし、到着日からNavigoを使えたほうが、空港→市内のTicket Paris Région-Aéroports 14EURを丸ごと節約できるので、空港での購入がおすすめです。
なお、空港での購入時に地図の確認やスマホ翻訳を使うにはネット環境が必要です。出発前にeSIMを設定しておくと、到着直後から使えて安心です。
【実測】8泊のパリ滞在で何回メトロに乗ったか?全乗車ログ公開
2026年4月のパリ8泊取材で、Navigoを使った全乗車回数を記録しました。制度は変わっても、この実測回数そのものは無傷のデータです。回数はそのままに、単価だけを現行の単一乗車券価格で計算し直します。
日別乗車回数
| 日 | 主な移動 | メトロ・RER乗車回数 |
|---|---|---|
| Day 1(到着日) | CDG空港→宿、近隣スーパー | 3回 |
| Day 2 | シテ島・マレ地区 | 4回 |
| Day 3 | ルーヴル・オペラエリア | 5回 |
| Day 4 | エッフェル塔・アンヴァリッド | 4回 |
| Day 5 | モンマルトル・北マレ | 5回 |
| Day 6 | モンサンミシェル日帰り(FlixBus) | 2回(パリ市内のみ) |
| Day 7 | オルセー・サンジェルマン | 4回 |
| Day 8 | 凱旋門・シャンゼリゼ・買い物 | 5回 |
| Day 9(最終日) | 宿→CDG空港 | 2回 |
トータル乗車回数とNavigo利用額
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 総乗車回数 | 34回 |
| Navigo週間パス代 | 32.40 EUR |
| カード発行手数料(Découverte) | 5 EUR |
| Navigo総コスト | 37.40 EUR(約6,900円) |
| 1回あたりのコスト | 約1.10 EUR |
34回乗って総額37.40EUR。1回あたりに直すと約1.10EUR(約200円)と、単一乗車券の2.55EURの半分以下です。
単一乗車券で払ったらいくら?
では、Navigoを使わず単一乗車券だけで同じ34回を移動したら、いくらになったでしょうか。ここで効いてくるのが、空港区間だけは専用券が必要というルールです。実測34回のうち、往復2回分は空港アクセス(CDG⇔市内)なのでTicket Paris Région-Aéroports 14EUR、残り32回が市内のメトロ・RERで2.55EUR、という内訳で計算します。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 市内のメトロ・RER乗車 | 32回 × 2.55 EUR | 81.60 EUR |
| CDG空港⇔市内(往復) | Ticket Paris Région-Aéroports 14 EUR × 2 | 28.00 EUR |
| 単一乗車券での総額 | 109.60 EUR(約20,300円) | |
| (参考)Navigo総コスト | 32.40+5 | 37.40 EUR(約6,900円) |
| 差額 | Navigoが72.20 EUR(約13,400円)お得 |
単一乗車券には割引がないため、同じ34回でも総額は109.60EUR。Navigoの37.40EURと比べると72.20EUR(約13,400円)もの差がつきました。とくにCDG空港⇔市内の往復28EURがNavigoには含まれる点が、この差を大きく広げています。
損益分岐点を計算|Navigo vs 単一乗車券
ここからは、あなた自身のケースに当てはめられるよう、損益分岐点を一般化して計算します。比較はもうシンプルです。「定額のNavigo」対「割引なしの単一乗車券」の2階層だけを見ればよいからです。
1回あたり単価比較表
| 交通手段 | 購入単価 | 1回あたり実質単価 | 対象エリア |
|---|---|---|---|
| Navigo Semaine | 32.40 EUR+カード代5 EUR | 約1.10 EUR(34回利用時) | Zone 1-5全域。RER・空港も含む |
| 単一乗車券(Métro/Train/RER) | 2.55 EUR | 2.55 EUR(割引なし・均一) | Île-de-France全域。空港区間は除く |
| 単一乗車券(Bus/Tram) | 2.05 EUR | 2.05 EUR(割引なし・均一) | Île-de-France全域 |
| (参考)Ticket Paris Région-Aéroports | 14 EUR | 14 EUR | CDG・オルリー空港⇔市内専用 |
※1日券(Mobilis・Navigo Jour)も現行制度で残っていますが、短期の観光では割高になりやすいため、本記事では単一乗車券を基準に比較します。
損益分岐点の新しい計算式|初期費用 ÷ フラット単価
まとめ買い割引が消えたことで、損益分岐点は割り算1回で出せるようになりました。
Navigo初期総コスト(37.40EUR)÷ 単一乗車券の単価(2.55EUR)= 約14.7回 → 切り上げて15回
つまり、滞在中にメトロ・RERに合計15回以上乗るならNavigoの元が取れるという計算です。バス・トラム中心(2.05EUR)なら分岐点はもう少し上がりますが、観光の主力はメトロ・RERなので15回を目安にすればまず問題ありません。
興味深いことに、この「15回」という数字は、カルネがあった時代の旧記事の結論とほぼ同じです。ただしこれは偶然の一致であり、計算の土台はまったくの別物です。かつては「バルク割引つきのカルネと比べて何回で逆転するか」という複雑な計算でしたが、いまは「割引なしの単価で単純に割るだけ」。結果の数字が近くても、たどり着き方は別物だという点は押さえておいてください。むしろ計算が単純になったぶん、旅行者にとっては損得を見積もりやすくなったといえます。
滞在日数別シミュレーション
1日平均4回メトロに乗ると仮定した場合の比較です(市内移動のみ・現行料金)。
| 滞在日数 | 乗車回数(4回/日) | 単一乗車券(2.55/回) | Navigo総コスト | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 2日 | 8回 | 20.40 EUR | 37.40 EUR | 単一乗車券が17.00 EURお得 |
| 3日 | 12回 | 30.60 EUR | 37.40 EUR | 単一乗車券が6.80 EURお得 |
| 4日 | 16回 | 40.80 EUR | 37.40 EUR | Navigoが3.40 EURお得 |
| 5日 | 20回 | 51.00 EUR | 37.40 EUR | Navigoが13.60 EURお得 |
| 7日 | 28回 | 71.40 EUR | 37.40 EUR | Navigoが34.00 EURお得 |
市内移動だけなら、1日4回ペースで4日目あたり(累計15〜16回)からNavigoが逆転します。損益分岐点15回と一致する結果です。
CDG空港往復を含めるとどうなるか
ここに空港アクセスを加えると、話は一気にNavigo有利に傾きます。単一乗車券ユーザーは、CDG空港⇔市内の往復にTicket Paris Région-Aéroports 14EUR×2=28EURが別途かかるからです。これはNavigo総コスト37.40EURの約75%に相当します。
たとえば市内移動が少ない2日滞在(8回)でも、単一乗車券なら「市内20.40EUR+空港28EUR=48.40EUR」。Navigoの37.40EURを上回ってしまいます。つまりCDG空港からRER Bで市内へ入る旅行者は、市内での乗車回数に関わらずNavigoが有利になりやすいということです。空港送迎にRER Bを使う予定なら、到着日にサッとNavigoを作ってしまうのが正解です。
なお、パリではATMでのユーロ引き出しや現地でのカード払いが必要になる場面が多くあります。両替やATM手数料を抑えたいなら、実勢レートに近いWiseのデビットカードが便利です。1枚持っておくと交通費以外の支払いでも安心です。
クレジットカード選びで迷う場合は、海外旅行保険が付帯するカードを軸に検討すると失敗しにくいです。詳しくは海外旅行クレジットカードおすすめ比較でまとめています。
Navigoの注意点・落とし穴|月曜始まりルールと損するケース
Navigoは便利ですが、知らないと損をするルールがいくつかあります。
月曜始まり・日曜終了の固定サイクル
Navigo Semaineは毎週月曜から日曜までの固定サイクルです。購入日に関係なく、その週の日曜日に有効期限が切れます。つまり水曜日に購入しても使えるのは水〜日曜の5日間で、月〜火の2日分は「買えない」扱いになります。
何曜日に着いたら損する?(到着曜日別)
到着曜日ごとに、パス本体32.40EURを使える日数で割った「1日あたりコスト」を出したのが次の表です。1日4回乗る場合、単一乗車券だと1日10.20EUR(2.55×4)なので、これを上回るかどうかが目安になります。
| 到着曜日 | 使える日数 | 1日あたりコスト | 判定(1日4回想定) |
|---|---|---|---|
| 月曜 | 7日 | 約4.63 EUR | お得 |
| 火曜 | 6日 | 約5.40 EUR | お得 |
| 水曜 | 5日 | 約6.48 EUR | お得 |
| 木曜 | 4日 | 約8.10 EUR | 1日4回以上なら僅差でNavigo有利 |
| 金曜 | 3日 | 約10.80 EUR | 単一乗車券がお得 |
| 土曜 | 2日 | 約16.20 EUR | 単一乗車券で対応 |
金曜・土曜到着で日曜に帰国するような日程なら、Navigoを買わず単一乗車券で対応するほうが安いです。ただし、この判定はあくまで市内移動だけの話。前述のとおりCDG空港からRER Bを使うなら、空港往復28EURがのしかかる単一乗車券より、到着曜日に関わらずNavigoが有利になりやすい点は忘れないでください。
チャージ忘れ・紛失時の対処
- 翌週の更新:金曜日から翌週分のチャージ(リチャージ)が可能。窓口・自動券売機・専用アプリで手続きできます
- 紛失・盗難:無記名のNavigo Découverteは再発行時にカード代5EURが再度かかり、チャージ済みのパス代は補償されません
- 残高確認:改札のカードリーダーにかざすと残り有効日数が表示されます
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滞在日数別おすすめ|あなたはNavigoを買うべきか?
2〜3日の短期滞在 → 単一乗車券
滞在が2〜3日で、かつ到着曜日が木〜土曜の場合、Navigoの元を取るのは難しくなります。この場合はNavigo Easyカード(2EUR)に単一乗車券をチャージして、乗るぶんだけ都度支払う形が無難です。割引はありませんが、枚数を気にせず必要な回数だけ買えます。ただし、この日程でもCDG空港からRER Bを使うなら空港往復28EURが加わるので、Navigoが逆転するケースも多い点は再確認してください。
4〜5日の中期滞在 → 到着曜日で判断
- 月〜水曜到着:Navigo Semaineがお得。迷わず購入してOK
- 木〜土曜到着:残り日数が3日以下なら単一乗車券。翌週月曜をまたぐ日程なら翌週分をリチャージする手もあり
6日以上の長期滞在 → Navigo一択
6日以上パリに滞在するなら、到着曜日に関係なくNavigoが最善です。月曜始まりのサイクルをまたぐ場合は、翌週分をリチャージすれば2週間乗り放題になります(32.40EUR×2=64.80EUR・約12,000円)。カード代は初回の5EURだけで済みます。
判断フローチャート
- CDG空港からRER Bで市内へ入る? → Yes → Navigo購入
- パリ滞在は4日以上か? → Yes → Navigo購入
- 到着日は月〜水曜か? → Yes → Navigo購入
- 1日3回以上メトロ・RERに乗る予定か? → Yes → Navigo購入
- 上記すべてNoなら → 単一乗車券でOK
まとめ:Navigoは15回以上乗るなら買い
パリのNavigo週間パスについて、2025年の制度改革を踏まえた現行制度と実測データをもとにまとめます。
Navigoを買うべき人:
- CDG空港からRER Bで市内に移動する
- パリに4日以上滞在する
- メトロ・RERに合計15回以上乗る予定がある
- 月曜〜水曜にパリに到着する
Navigoを買わなくていい人:
- 滞在が2〜3日で移動が少なく、空港送迎にRER Bを使わない
- 金曜・土曜到着で日曜に帰国する短い日程
わたしの8泊パリ取材では、単一乗車券で払った場合と比べて72EUR以上(約13,400円)節約できました。割引つきのカルネが消えたいま、パスの損得はむしろシンプルになっています。「メトロ・RERに15回以上乗るか」「空港でRER Bを使うか」の2点を確認すれば、買うべきかどうかはほぼ判断できます。
パリ旅行の交通費を最適化したい方は、滞在日数と到着曜日、そして空港アクセスの手段を確認して、Navigoを検討してみてください。出発前の全体準備は海外旅行の準備チェックリスト、費用全体の抑え方はヨーロッパ旅行の費用を節約する方法まとめもあわせてどうぞ。
Navigo週間パスの料金はいくらですか?(2026年最新)
NavigoはCDG空港で買えますか?
Navigo週間パスは何曜日から使えますか?
Navigoで空港からパリ市内まで移動できますか?(RER B対応)
3日間の滞在でもNavigoは元が取れますか?
カルネ(回数券)はもう買えないの?
この記事の料金情報は2026年7月時点でÎle-de-France Mobilités公式・RATP公式(bonjour-ratp.fr)を確認したものです。パリの公共交通料金は毎年改定される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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